□ ホーム >  虫歯から歯を守る >  虫歯とは?

虫歯とは?

最初に、虫歯(むし歯)という病気を知っておきましょう。

頻度

虫歯の割合

生涯で9割以上が虫歯を経験する

虫歯はとても身近な病気です。生涯で日本人の9割以上が虫歯を経験しています。また、歯を失う原因の32%(歯の破折を含めると43%)にもなるため、予防はもちろん、自分の歯を長持ちさせるためには、きちんと治しておきたい病気です。

原因

むし歯菌と糖

虫歯菌は糖を分解して酸を作る

虫歯は、虫歯菌が糖を分解してつくる酸が原因です。酸によって歯が溶かされ、軟らかくなってしまう状態です。

虫歯だけでは、歯に穴があくことはありません。虫歯で軟らかくなった部分に、かみ合わせの力が加わったり、歯ブラシや食べものがぶつかって歯が欠けると、穴があきます。

進行

虫歯の進行

虫歯は、歯の中で広がり、穴があくときにはかなり進行している

歯の表層は、酸によって溶かされても、唾液などの力でまた固くなります(再石灰化)。

虫歯は、歯の表面が溶かされ、白くなることで始まります。この初期虫歯は、進行が止まる場合があるため削らずに経過を追います。

しかし、一度エナメル質を通り抜けてしまうと、自然に治ることはありません。虫歯の進行速度を見極め、虫歯を止めるために治療が必要になります。

外側(エナメル質)を突破した虫歯は、歯の中(象牙質)で広がります。歯が欠けて、舌で虫歯を感じるようであれば、広い範囲が虫歯で溶かされています。

虫歯がさらに進行し、痛み、しみるなどの症状が出たときは、虫歯菌が神経まで達していたり、歯が折れたりヒビが入っている可能性があります。そうなると、神経の治療が必要になったり、状況によっては歯を抜くリスクが高くなります。

場所

虫歯の始まり

歯ブラシで磨けないところから虫歯が始まる

虫歯ができやすい場所は、かみ合わせの溝や歯と歯の触れ合う部分といった、歯ブラシだけでは磨くのが難しい場所です。

また、歯周病などで歯ぐぎが下がると、根の表面が虫歯になることがあります。根の表面は、エナメル質がなく、耐酸性が低いので、虫歯になりやすい場所です。


□ « »

このページの先頭へ