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年次総会

タッカー先生がラインアングルノート(学会誌) 第4巻で綴った言葉があります。

“年次総会に出席できる人は、兄弟姉妹のような心と多大なる友愛を全員が共有していることがわかるでしょう。なぜならば、あまりに多くのことを要求される歯科の臨床において、そこで結果を出すためには、終わることのない努力を続ける以外になく、それができる者は特別な敬意受けるに値する、ということが出席者全員の共通の認識であり、それを元に結束しているからであるからでしょう。”

年次総会は、通常8月か9月に開催され、1つのスタディクラブが主幹を務めます。

年次総会は、下記5項目から成り立ちます。いくつかは学術的なもの、その他は社交的なものや学会運営に関するものです。

1.エルスパーマン講演 (The Ellsperman Lecture) タッカー先生の指導医の名前からとったものです。この3時間の講演を行う者は主幹となるスタディクラブによって選ばれ、通常は歯科の一分野を代表する先生が選ばれます。

2.臨床見学 (The Clinic) 診療室の大きさによって異なりますが、年次総会では10人から20人の歯科医師がタッカーテクニックを実践します。インレー形成か合着、もしくは直接金修復を行い、総会に参加した学会メンバーがそれを見学します。

3.代表者理事会 (The Trustees Meeting) 学会運営に関する部分です。各スタディクラブから代表者1名ずつが参加し、学会の新しい取り決めに関する是非を問い、決定します。

4.晩餐会 (The Gala Dinner) 学会を通しての社交的なハイライトです。各賞が授与される場所であり、新しい執行評議委員の紹介をする場所です。出席者が一番楽しい時間を過ごす場所でもあります。

5.賞 (The Awards) この学会には2つの賞があります。毎年授与される会長賞 (The President’s Award)と、特別な時に授与されるR.V.タッカー賞 (The R. V. Tucker award) です。この賞は、学会に貢献したことを示すものです。

その他に、朝食会、夕食会、スキート射撃選手権、ゴルフトーナメント、臨床に関する講演、執行評議会なども行われます。

原文:The Annual Meeting


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