良くある質問

A.　ゴールドは初期の小さな虫歯から、歯を大きく失った場合に全部を覆うかぶせものまで、ほぼ全ての虫歯治療に使うことができます。また、ゴールドには、2種類の治療法があります
1つは、ゴールドフォイル（金箔充填）と呼ばれ、虫歯を取りのぞいた穴に、直接ゴールド（金）を詰める方法。比較的小さな虫歯に使います。1日で治療が終了します。
もう1つは、ゴールド・インレー、ゴールド・アンレー、ゴールド・クラウン呼ばれ、虫歯を取りのぞいた日に型どりをして、後日、詰めものを接着剤でとめる方法です。

A.　インレーとは、虫歯の治療法の1つで、歯の上面や側面に入れる、型どりをして作る詰めもののことを言います。接着剤でとめるため、外すことはできません。
インレーに使う材料は、ゴールド、セラミックス、コンポジットレジン（ハイブリッドセラミックス）です。
インレーを入れることで、虫歯で溶かされた歯を修復できます。白い材料では、色も回復することができます。虫歯を取りのぞき、穴を塞ぐことで、虫歯の進行を止め、治療しない場合より歯を長く残せる可能性が高くなります。
インレーを入れない場合は、虫歯を放置する、即日詰めるコンポジットレジンによる治療、クラウンをかぶせる、が他の選択肢となります。

• 虫歯を放置すると、将来的に歯が欠けたり、痛みが出たり、歯を失う可能性が高くなります。
• 即日詰めるコンポジットレジンは、インレーと比べると、すり減ったり、変色する可能性が高いため、注意深く使う必要があり、ゴールドやセラミックスと比べ寿命の短い治療法です。
• クラウンは、インレーと比べ多くの歯を削るため歯が弱くなる可能性があります。

インレーによる治療は、むし歯を止めて歯を残せるというメリットがある一方、リスクも存在します。

• 虫歯を取りのぞくため歯を削らなくてはなりません。
• 削った刺激で、治療後に冷たいもの・熱いものがしみるようになることがあります。
• 2次むし歯が起こる可能性があります。
• しみるや2次むし歯などが原因で、神経を取る治療が必要になることがあります。（統計では生涯約1%）
• 白いインレー（コンポジットレジン・セラミックス）は、欠ける可能性があります。
• 白いインレーは、詰めた直後は綺麗ですが、加齢で歯の色が変わることで、色が合わなくなる可能性があります。
• インレーを入れた後に、根の治療を受ける場合は、インレーを壊して外さなくてはなりません。

A.　アンレーとは、虫歯の治療法の1つで、歯の上面や側面に入れる、型どりをして作る詰めもののことを言いますが、インレーとの違いは、かみ合わせの部分を大きく覆います。接着剤でとめるため、外すことはできません。
アンレーに使う材料は、ゴールド、セラミックス、コンポジットレジン（ハイブリッドセラミックス）です。
アンレーを入れることで、虫歯で溶けかされた歯を修復・補強し、かみ合わせを回復することができます。白い材料では、色も回復することができます。虫歯を取りのぞき、穴を塞ぐことで、虫歯の進行を止め、治療しない場合より歯を長く残せる可能性が高くなります。
アンレーを入れない場合は、虫歯を放置する、即日詰めるコンポジットレジンによる治療、クラウンをかぶせる、が他の選択肢となります。

• 虫歯を放置する場合は、歯が欠けたり、痛みが出たり、将来的に歯を失う可能性が高くなります。また、かみ合わせのバランスが壊れる可能性が高くなります。
• 即日詰めるコンポジットレジンは、アンレーと比べ、すり減ったり、変色する可能性が高いため、注意深く使う必要があり、ゴールドやセラミックスと比べ寿命の短い治療法です。
• クラウンは、アンレーと比べ多くの歯を削るため歯が弱くなる可能性があります。

アンレーによる治療は、むし歯を止めて歯を残せるというメリットがある一方、リスクも存在します。

• 虫歯を取りのぞくため歯を削らなくてはなりません。
• 削った刺激で、治療後に冷たいもの・熱いものがしみるようになることがあります。
• 2次むし歯が起こる可能性があります。
• しみるや2次むし歯などが原因で、神経を取る治療が必要になることがあります。（統計では生涯約1%）
• 白いアンレー（コンポジットレジン・セラミックス）は、欠ける可能性があります。
• 白いアンレーは、詰めた直後は綺麗ですが、加齢で歯の色が変わることで、色が合わなくなる可能性があります。
• アンレーを入れた後に、根の治療を受ける場合は、アンレーを壊して外さなくてはなりません。

A.　クラウンとは、虫歯の治療法の1つで、歯をすっぽりと覆うかぶせ物のことを言います。接着剤でとめるため、外すことはできません。
クラウンを入れることで、虫歯で失われた歯を修復・補強し、かみ合わせを回復することができます。白い材料では、色も回復することができます。虫歯で弱くなった歯を補強し、治療しない場合より歯を長く残せる可能性が高くなります。

クラウンに使う材料は、ゴールド、セラミックス、コンポジットレジン（ハイブリッドセラミックス）です。

クラウンを入れない場合は、虫歯を放置する、即日詰めるコンポジットレジンによる治療、インレーを入れる、が他の選択肢となります。

• 虫歯を放置する場合は、歯が欠けたり、痛みが出たり、将来的に歯を失う可能性が高くなります。また、かみ合わせのバランスが壊れる可能性も高くなります。
• 即日詰めるコンポジットレジンは、アンレー比べると、すり減ったり、変色する可能性が高いため、注意深く使う必要があり、ゴールドやセラミックスと比べ寿命の短い治療法です。
• インレーは、クラウンと比べ歯を補強することができないため、既に歯を多く失っている場合は、歯自体が破折する可能性があります。

クラウンによる治療は、歯を補強し、かみ合わせを回復できるというメリットがある一方、リスクも存在します。

• クラウンが入るようにある程度大きく歯を削らなくてはなりません。
• 削った刺激で、治療後に冷たいもの・熱いものがしみるようになることがあります。
• 2次むし歯が起こる可能性があります。
• しみるや2次むし歯などが原因で、神経を取る治療が必要になることがあります。（統計では生涯約5%）
• 白いクラウン（コンポジットレジン・セラミックス）は、欠ける可能性があります。
• 白いクラウンは、装着直後は綺麗ですが、加齢で歯の色が変わることで、色が合わなくなる可能性があります。
• 白いクラウンは、歯ぐきが下がると、クラウンと歯の黒い境界線が出て目立つようになることがあります。
• 根の治療を受ける場合は、クラウンを壊して外さなくてはならない可能性があります。

A. タッカー先生は、一般的に行われているゴールドの治療法とは違った手順で治療を行います。タッカー先生が自分の治療法を確立する以前から、ゴールドフォイル（金箔充填）という、生涯持つ可能性の高い治療法がありました。（現在でもあります。）
タッカー先生は、その治療法の良いところを自分の治療法に積極的に取り入れたため、他の先生方とは違うアプローチをしています。また、アメリカ・カナダ・イタリア・ドイツでは、タッカー先生のやり方とは違うゴールド治療もたくさんあります。しかし、タッカー先生式よりも長持ちするという治療結果のデータは出てきていません。

A.　いいえ。極めてわずかながら、他院から転院してきた患者さんに、綺麗なゴールド治療が入っているのを見たことがあります。タッカー先生のやり方でなくとも、結果を出せる先生はいるようです。その一方で、残念ながらゴールドが2次虫歯になっているケースは多く見かけます。ゴールドと詰めものに明らかな段差があったり、適合が悪いため、そのようなゴールドは、私たちが追求しているものとは違う結果になってしまうようです。

A.　治療の確実性です。タッカー先生式の虫歯治療は、歯科医師に技術を要求します。メンバーは、最高品質の歯科治療を追求することを誓い、継続したトレーニングを行い、高い技術を維持する努力をしています。その丁寧な治療を通して、生涯を共にできるような高品質の虫歯治療を行うことをお約束します。確実性の高いゴールド治療は、継続したトレーニングの上に成り立ちます。

A.　いいえ、ゴールドフォイル（金箔充填）を除いて、歯科に使うゴールドは合金です。純金（100%ゴールド）では軟らかすぎるため、別の金属を絶妙なバランスで少しだけ混ぜ、歯に近い硬さにしています。
私たちは、タッカー先生が良い結果を残してきた割合の合金を主に使っています。歯科用ゴールドは日本でも様々な会社から販売され、各社それぞれ独自の割合で調合しています。

A.　確かに、金属にアレルギーを起こす方がいます。しかし、私たちの使うゴールドは、非常にアレルギーの出にくい合金です。日本で水銀が問題になったように、ヨーロッパ、特にドイツではアレルギーの出やすい金属にとても敏感になっています。私たちは、この勉強会の持つ世界のネットワークを使い、ドイツの厳しい基準をクリアできる、アレルギーの起こりにくい金合金を使用しています。
タッカー先生は、数え切れないほどのゴールドを患者さんに入れていますが、ゴールドに関するアレルギーの話題は出てきません。また、彼は不純物の少ない合金を使うことにこだわっており、私たちも同様にこだわっています。品質の高いゴールドを使うことは、アレルギーが起こりにくいと同時に、ゴールド本来の性質を引き出すことができます。
もう一つの答えは、危険性と利益性です。ゴールドによる極わずかなアレルギーの危険性。一方で圧倒的にやり直しが少なく長期間安心して使える利益性。この2点を良く考え、治療法を選ぶのがよろしいかと思います。