タッカー先生は、スタディクラブでの経験学習が学会活動の中で一番の中心となるように、常に考慮しています。各スタディクラブは、メンバー選びの基準、出席、会費、勉強会の日程や方法を、簡単な規則としてまとめる必要があります。この規則には、役員構成(役職や期間)を含めた方が良いでしょう。学会からの意見として、各スタディクラブで選ぶべきは、会長、秘書官/会計係、学会本部との連絡係、そして、指導医です。
会長 (President)
スタディクラブ運営の把握、毎回の勉強会後に開かれるスタディクラブ運営に関する会議の開催。
秘書官 (Secretary)
スタディクラブ運営に関する議事録の記録、指導医からクリティークセッション時にもらった意見を覚え書きとして記録。各スタディクラブは、必ず議事録・意見を記録しなくてはなりません。その議事録・意見の覚え書きは、都度メンバーに送らなくてはなりません。
会計係(Treasurer)
各スタディクラブの財政状況の管理、勉強会開催費の予算の設定、費用の徴収(診療室のレンタル代、指導医のお礼、夕食の予算の設定、学会本部への年会費の徴収)学会本部の年会費は、各スタディクラブの勉強会開催費の中に含めて徴収し、最新の名簿(住所の変更を含む)と役員の名前一覧を、学会本部の会計係へ、毎年11月1日までに送らなくてはなりません。学会本部の年会費は、Operative Dentistry学会誌の購読費用が含まれます。本学会は、Academy of Operative Dentistry(保存修復学会)とAmerican Academy of Gold Foil Operators(アメリカ金箔充填学会)と共に、Operative Dentistry学会誌のスポンサーとなっています。
(秘書官 (Secretary)・会計係(Treasurer) この2つの役員は兼任しても構いません)
代表理事/連絡役
この役職は、学会本部と各スタディクラブを結びつけ、学会本部の会計係から年会費支払いのお知らせを受け取ります。学会運営にとって重要な意見を本部に伝えたり、本部から“各クラブがどう思っているか”などの質問を受けた場合、それを各メンバーに尋ね、結果を本部へ報告することもあります。この役職は、長い期間学会に所属し、学会本部が良く知っている人であるべきです。
代表理事/連絡役は、年次総会の代表理事会に参加します。もし、参加できない場合は、同じスタディクラブの中から代理に出席できる人を選び、参加させなくてはいけません。